医療法人ジュエリメディカルTHE CLINIC NAGOYA
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筆者紹介

医療法人ジュエリメディカル理事長 ザ・クリニック名古屋 院長 中村寿(医学博士)

レーザーの仕組みと種類

医療用レーザーは、脱毛以外にも歯科・眼科・内視鏡治療などに幅広く使われています。美容医療においても、シミやアザ取り、肝斑治療などお肌を美しく保つ上で欠かせない治療法です。レーザーは太陽光や電球の光といった光線とは異なるメカニズムを持っており、人間の体に当てることで細胞組織に影響を与えます。レーザーも太陽光も光の一種ですが、それらすべては「電磁波」と呼ばれるもの。スマートフォンやWi-Fiに使われる「電波」も、大きなくくりでいうと「電磁波」の一つです。粒子の波によって作られており、波の山から山の長さを「波長」といいます。レーザーは可視光線の一つで、波長の長さによって見える色が違います。目に見える可視光線に対し、目に見えない不可視光線には紫外線や赤外線があります。

医療脱毛で使われるレーザーは、主に755nmから1064nmの波長を利用しています。波長が短い755nmのアレキサンドライトレーザーはエネルギーが高く、日本人がもつメラニン色素に最も反応して細胞を破壊します。波長800nmのダイオードレーザーは濃くて太い毛から細い毛まで対応でき、日本人を含む黄色人種の肌質に適したレーザーと言われています。1064nmと波長が長いYAGレーザーは、皮膚の奥深くまで生えている毛の毛根にもしっかり届きます。メラニンの吸収率の低さから、もともと肌が黒い方や敏感肌の方にも適したレーザーです。世界で初めて医療分野において使用された波長694nmのルビーレーザーは、メラニン吸収率が高いため、皮膚の色素が薄い白人向けと言われています。脱毛ではなくシミやアザ取り向けというように、レーザーの種類によって適した治療も異なってくるのです。

医療脱毛を行うときは皮膚や毛の状態に合わせたレーザー機器を選ぶことが大切です。ザ・クリニック名古屋ではダイオードレーザーを搭載した「ライトシェア」シリーズを取り扱っており、アメリカ食品医薬品局(FDA)からは「永久脱毛ができる機器」として認可を受けているものです。「ライトシェアデュエット」はハンドピースが2つ付いているので切り替えも素早く、施術時間の短縮につながっています。脱毛を受ける際は、カウンセリングでの説明をよく聞き、使用している脱毛機器についても確認しておくとよいでしょう。

エステで使用している光脱毛との違い

美容クリニックで行われている医療レーザー脱毛に対し、エステ店や個人サロンで行う脱毛は「光脱毛」と言われます。「医療脱毛よりパワーが弱い」「永久脱毛とは言えない」と表現されることが多い光脱毛ですが、照射を行って毛根にダメージを与え毛の成長をストップさせるという流れに変わりはありません。医療脱毛と何が違うのかというと、波長の違いと、取り扱う上で医療資格が必要かどうかです。光脱毛は広域波長(500~1200nm)の光を使い、レーザー脱毛よりも出力が弱い機器を使用します。医師や看護師といった医療資格を持ったスタッフしか使えない医療用レーザーに対し、光脱毛は資格がなくても扱えるのです。

「光脱毛」にも種類があり、主にIPL・SSC・SHRの3種類に分けられます。インテンス・パルス・ライトのIPL式は、レーザー脱毛と同じように光がメラニンに反応することで熱を発生させる仕組みです。出力パワーは弱いものの、毛根そのものへのアプローチに優れており、治療も短時間で済みます。メラニン色素が多い日焼けした肌や黒いほくろには照射できず、痛みも強く感じる場合があります。スムース・スキン・コントロール法とよばれるSSC式は、ジェルと光の照射を合わせた方法です。ジェルに含まれる成分を光照射で浸透させ、脱毛を促します。濃くて太い毛にも細い毛にも照射可能ですが、成分が毛根に達するまでに時間がかかる方法です。

スーパー・ヘリウム・リムーバルを略したSHR式の脱毛機は、IPL式やSSC式よりもさらに弱い光を使用し、皮膚表面に近い場所にある毛根へダメージを与えます。「蓄熱式」と呼ばれるもので、近年発見された「バジル領域」と言われる発毛を促す組織にアプローチしていきます。光のパワーが弱いので痛みが少なく、皮膚が日焼けしていても照射可能です。サーファーや外での仕事が多い方、痛みが心配な方に人気となっています。医療脱毛も光脱毛も、脱毛効果には個人差があります。痛みが少ないことを優先するのか、永久脱毛をするのかというように、ご希望に合った脱毛方法を選択することが大切です。

痛みの度合いはどのくらい?

レーザーや光を当てた瞬間はピリッとした痛みを感じます。「ゴムで弾かれたような痛み」「つまようじでそこだけ一瞬刺されたような感じ」と表現方法はいろいろですが、痛みの正体はなにかといえば、照射により発生する熱にあります。光線の種類は違いますが、太陽光を想像してみてください。天気が良い日に陽の光を浴びると温かく感じます。普段の生活では痛みを感じない太陽光も、虫眼鏡で1点に集めると黒い点となり、ジリジリと紙が焼けるほどの熱を発します。虫眼鏡で集めたときの光が皮膚に当たるのと同じ感覚で、レーザーを照射すると一瞬だけ熱さを伴う痛みが発生するのです。

光脱毛に比べて痛みが強いと言われる医療レーザー機器でも、痛みを抑える仕組みはどんどん進化しています。ザ・クリニック名古屋で導入している「ライトシェア」シリーズも痛みが少ないと言われる脱毛機器です。ハンドピースを皮膚に当てて吸引し、真空状態を作ります。吸引された皮膚は本来よりも薄く伸ばされて圧迫された状態になり、刺激を伝える神経回路が鈍くなります。照射しても痛みを感じにくく、施術前の麻酔や照射後の冷却も必要ありません。当クリニックでの取り扱いはありませんが、アレキサンドライトレーザーを使用する「ジェントルレーズ」や蓄熱式レーザーを搭載した「メディオスターネクストプロ」なども、かつての脱毛機器に比べグッと痛みが少なくなっています。

照射レベルとは、レーザーや光を照射するときの強さのことです。同じレーザーや光でも、レベルを上げるとより強いパワーで照射しますので痛みも強くなります。治療を行う医師の立場からすると、脱毛のときに「痛みがまったくないです」とは正直言えません。「痛みはなかった」「ちょっとだけ痛かった」と痛みの感じ方は患者さまによって異なります。痛みがあるという前提で、痛みを最小限に抑えることが私たちスタッフの役割だと考えています。痛みに不安のある方には照射前の麻酔を、照射後には皮膚状態の確認や必要に応じて冷却措置をとるなど、お一人おひとりに合わせたケアを行います。美容クリニックによってはカウンセリング時にテスト照射を行うこともあるので、痛みが心配な方はお気軽にお申し出ください。

ダウンタイムと副作用

医療レーザー脱毛はダウンタイムがない美容治療です。美容医療におけるダウンタイムとは、二重まぶた切開や脂肪吸引・フェイスリフトなど1回の治療が終わったあとに日常生活へ戻るまでの時間を指します。たとえば「二重まぶた切開」では、治療によってまぶたが腫れる場合があります。医療技術の進歩により目立たなくなってきたとはいえ、やはり他人からの視線は気になるもの。学生の方は長期休みを利用して受診したり、社会人の方であれば有給を使ったりと、ダウンタイムが必要な場合はどうしても日常生活に制限がかかってしまいます。医療脱毛は照射したその日から日常生活に戻れるので、ダウンタイムを気にする必要はございません。

ダウンタイムはないものの、レーザーを照射した当日は皮膚に熱がこもった状態です。熱いお風呂や温泉を避けたり、激しい運動を控えたりといった注意事項がありますので、医師やスタッフの指示に従っていただきます。血流がよくなると痛みが強くなることもあるので、照射当日はできるだけ体を休めていただければと思います。脱毛期間に日焼けをしてしまうと、機器によっては火傷の危険性もあることから、毎日の日焼け対策は必須です。レーザー照射は、破壊された細胞組織が回復する過程において、肌質を改善するというメリットもあります。スペシャルケアを行うタイミングでもありますので、脱毛期間は保湿対策や日焼け対策をしっかり行うようにしましょう。

照射後に考えられる肌トラブルには、毛が濃くなったと感じる硬毛化や毛嚢炎があります。抜け落ちるはずの毛が皮膚表面近くに埋もれたままとなり、細胞組織にとって異物と捉えられると炎症反応を起こすこともあります。赤みやかゆみが起きても1週間程度で収まりますが、炎症やヒリヒリ感が続くときは美容クリニックに連絡し、早めに受診するようにしてください。美容クリニックでの医療脱毛は多くのクリニックで再診無料となっており、アフターケアを含めた料金設定になっています。ザ・クリニック名古屋でも追加料金が発生することはございませんので、安心して受診してください。

夏に素肌を出すなら秋冬から脱毛を

「パワーが強い医療脱毛なら1回でムダ毛を処理できるのでは?」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。残念ながら医療脱毛であっても1回で終わることはなく、定期的な通院が必要です。医療脱毛は毛の成長サイクル(毛周期)に合わせて照射を行い、毛乳頭や毛母細胞など毛根部分が活動している成長期の毛にレーザーを照射し、毛根を破壊します。全身でおよそ500万個もあるとされる無数の毛穴には、成長期の毛もあれば活動していない休止期の毛もあります。脚や腕、ワキなど各部位も同じですので、脱毛範囲のすべての毛に照射を行うとなると、1~2ヶ月に1回のペースで5~6回ほどかかる計算になるのです。

レーザー脱毛は照射後すぐに毛が抜けるわけではなく、成長期の毛が活動しなくなる退行期や休止期に移るタイミングで毛が抜け落ちます。素肌を出す機会が多い夏は脱毛希望の方が増える時期でもあるのですが、ムダ毛処理を行うなら秋~春先に脱毛を開始するとよいでしょう。契約前の無料カウンセリングでは脱毛の仕組みやレーザー機器についてもご説明いたします。わからないことや不安な点があれば、どんな小さなことでも構いませんのでスタッフにたずねるようにしていただきたいと思います。アメリカで皮膚疾患患者にルビーレーザーを使った治療を行ったのは1960年代。レーザー治療はその後も研究が進められており、さまざまな医療分野に応用されています。脱毛においても、レーザー治療を「より安全に、より安心に」行っておりますので、なりたい肌への第一歩としてぜひ医療脱毛をご検討ください。

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