ワキガ治療や体臭対策を考えている方には、ワキのムダ毛を処理する医療脱毛がオススメです。ムダ毛を処理するとワキを清潔に保つことができ、ニオイの軽減につながります。ワキガ独特のツンと鼻につく臭いは周囲の方々にも不快な思いをさせてしまい、日常生活において支障をきたす場合があります。正式には「腋臭症(えきしゅうしょう)」と呼ばれるワキガは日本人の約10%が持っているとされ、人口の約70%がワキガと言われる欧米に比べると少ない傾向にあります。ワキガが「珍しい」からこそ、まわりの目が気になるもの。名古屋近辺にお住まいであれば、おしゃれや美容に敏感な方が多いので余計に気になるかもしれません。
体臭の改善には、汗腺や皮膚を除去するワキガ治療と、ニオイを軽減させるためのケアの両方を検討する必要があります。名古屋駅や栄駅周辺には美容クリニックや脱毛サロンも多く、ワキガ専門の治療を行うクリニックもあります。ザ・クリニック名古屋でも多汗症やワキガ治療に力を入れており、専門サイトもございます(https://www.the-clinic-miradry.com/)。「美容クリニックでワキガの治療?」と不思議に思うかもしれませんが、当院のように美容医療の立場で軽度~重度の治療を行う場合と、皮膚科や形成外科などで保険適応の治療を中心に行う場合があります。重度とは、患者さまご本人の気持ちに加え、ご家族や会社にいる周りにいる方々が不快であり就業に支障をきたす場合を指します。皮膚科や形成外科で「重度の腋臭症」と診断されると、保険適応の手術を受けられます。
保険適応となる手術は皮膚を切り取る皮膚切除や、ワキガの原因となる汗腺を取り除く剪除法などがあります。最近では、保険適応外ではあるものの、高い効果が期待できる「ミラドライ」や「ビューホット」なども人気です。ワキガは原因も解明されており、対策や治療によって軽減できる症状です。根本的な治療を始めたいときはまずワキガ治療を行っている美容クリニックや皮膚科、形成外科などを探し、医師の診断を受けてみましょう。
夏の暑い日に汗をかきますし、激しい運動をするときも汗が出てきます。体温調節のための汗に加え、人前で話すときや面接のときなど、緊張して手のひらや額にじっとりとした汗をかいてしまう「精神性発汗」もあります。汗は汗腺と呼ばれる組織から出ており、エクリン汗腺とアポクリン汗腺があります。エクリン汗腺は主に体温調節のための汗を出す機能を持っており、主な成分は水分なので触ってもサラサラしています。臭いも出ないエクリン汗腺の汗に対して、アポクリン汗腺から出る汗は水分に他の成分が混ざり、濁った色をしていてべたべたしているのです。混ざっている成分は蛋白質や脂質、垢や雑菌といった不要なものであり、水分のみの汗に比べると臭いを発生させてしまいます。この臭いこそがワキガの原因であり、ワキガではない方に比べアポクリン汗腺が発達していると考えられています。
体温調節のために汗を出すエクリン汗腺は全身のあらゆるところにあります。皮膚表面に近い場所にあり、その数はなんと200万とも500万とも言われています。ワキガの原因となるアポクリン汗腺は、全身にあるわけではなく、ワキや足の裏など限られた場所にしかありません。独立して存在するエクリン汗腺に対し、アポクリン汗腺は毛の毛根部分につながっています。緊張や不安を感じたときに起こる精神性発汗は体温調節のときとは異なり、エクリン汗腺とアポクリン汗腺の両方から汗が出て、短時間でも発汗します。ワキガが気になる方は人前や電車の中などストレスや緊張を感じたときにワキガが強くなることもあります。
両親がワキガであれば子どももワキガになる可能性が高く、遺伝的な要因が少なからず影響しています。大人になってから臭いが気になり始めたという場合は、食生活や生活習慣の影響が考えられます。普段から脂質の多い食事を取っていたり、運動で汗をかくことがなかったりすると、臭いの元となる成分が体に溜まってアポクリン汗腺から出るジメジメした汗へと変わってしまうのです。入浴したあとのお湯をそのままにしておくと濁って臭いが発生するように、雑菌や成分が混ざりあうことが臭いの原因です。ワキガは病気ではなく一種の体質と言われますが、体の中から改善を図ることで臭いが軽減することもあります。ワキガが気になる方は汗のかき方を確かめ、生活習慣を見直すところから始めましょう。
ワキガや体臭を抑えるには、日常生活の改善や医療脱毛でムダ毛を処理することが大切です。医療脱毛でムダ毛を処理することによって、毛根部分に開口部を持つアポクリン汗腺からの臭いを軽減させることができます。臭いの元となる雑菌や垢といった不要物は、毛穴にたまりやすい状態になります。ムダ毛を処理することで菌の付着を防ぎ、毛穴を清潔に保つことができるのです。医療脱毛はあくまでムダ毛を処理する技術ですので、汗腺に影響を与えるものではありません。「脱毛後に汗の量が増えた気がする」という声も聞かれますが、これまでムダ毛に付着して流れなかった汗がそのまま皮膚に流れるようになるだけですので、汗の量と脱毛に関係はないと考えます。
日常生活の中でできる対策をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ドラッグストアで気軽に買うことができ、今ではスプレー式以外にも直接肌に塗るロールオンタイプや使い捨てのデオドラントシートなどがあります。スプレー式制汗剤はいろいろな香りも楽しめますので、お好みの香りを選ぶと良いでしょう。シート式のものはできるだけ持ち歩き、汗をかかないようにするのではなく、汗をかいたらこまめにふく習慣をつけていきましょう。
ワキガやワキの汗染みが気になる方は、ピタッとしたサイズの服よりもゆったりとして通気性が良い衣類を身につけるようにしましょう。速乾性が高いタイプの服は汗をかいてもサラサラしたお肌を保つことができます。汗を吸い取る汗ワキパッドも効果的ですので、必要に応じて使用するようにしましょう。
体温調節のための「温熱性発汗」、緊張したときの「精神性発汗」に加え、「辛い料理を食べると汗が出てくる」というような「味覚性発汗」があります。激辛カレーや韓国料理、酸っぱいものなどを食べると体が反応して汗を出しますが、この汗はエクリン汗腺から出るものです。汗をかくことで臭いが気になるという方は、食べるものにも気をつけるようにしましょう。
ワキガの割合は約70%と言われる欧米では、子どもの頃に歯磨きや入浴など基本的な生活習慣として親から教えられるように、体臭対策をエチケットとして教える地域もあります。アポクリン汗腺の量が少ない日本人は「ワキガは異質」と思われがちですが、欧米では当たり前のこと。だからこそ体臭に気を配り、香水やコロンといったフレグランスの文化が根付いています。日本では香り付きの洗濯洗剤や柔軟剤が出始め、度を超えると「スメルハラスメント」と呼ばれてしまうこともあります。ニオイに敏感だからこそ香り付きの洗剤が受け入れられたとも言えますので、自分の体臭や服のニオイへの対策はもはやマナーといえるのかもしれません。
「もしかしてワキガかも?」と思っても、ナイーブな問題ゆえになかなか他人に相談できないときはまずセルフチェックをしてみましょう。
チェックがついた場合、ワキガ体質の可能性があるので専門医の受診がおすすめです。
体臭やワキガの強さは生活習慣によって変わることがあります。体質改善は現状把握とご本人の自覚から始まります。ワキガを改善したいと思っている方はまず生活を見直し、できることから始めてみましょう。
「子どもの頃からワキガに悩んでいて、大人になってお金を貯めたら治療すると決めていた」という方もいらっしゃると思います。症状そのものはもちろんのこと、ワキガによっていじめにあったり人間関係に悩んだり、症状に付随して起こるさまざまな問題を抱えてしまうこともあります。医療脱毛はニオイの元となるワキの毛穴を清潔にし、お肌を整える方法です。根本的なワキガ治療と同時に、一生続くケア対策として行っておきたい施術といえます。
ワキ脱毛は両ワキに医療用レーザーを照射し、毛根を破壊していきます。毛抜きやカミソリで処理しているとお肌を傷めることになり、一生お肌の負担となりますので脱毛で処理することをお勧めします。両ワキでもわずか10分ほどで終わる施術ですので、指示に従って定期的に通うと約1年ですべすべお肌に近づけます。注意していただきたいことは、照射前に毛抜きでは処理しないようにすることです。毛根部分がない状態でレーザーを当てても効果がありませんので、照射前は専用カミソリか、できれば電動シェーバーでの処理をお願いしています。美容クリニックや脱毛サロンでも照射前に処理できますが、別途料金がかかることがありますのでご自宅で処理してから通院するようにしてください。
「ワキガが気になるから脱毛に行くのも恥ずかしい」と思うことはありません。ザ・クリニック名古屋をはじめ、美容クリニックは医療機関としての役割があります。スタッフは皆、医師や看護師といったプロですので、患者さまの症状を改善するために全力でサポートいたします。当クリニックのように脱毛とワキガ治療を同時に診察することもできますので、名古屋周辺でワキガにお悩みの方はぜひ美容クリニックへの受診をご検討ください。