ワキ汗やワキガ、体臭が気になる方にはワキ脱毛がお勧めです。ワキ脱毛は毛穴を清潔に保ち、不快なニオイを抑えることにつながります。人間の体毛は毛穴から生えており、ワキガや体臭にお悩みの方にとって原因となりうる汗も毛穴から出ています。「不快なニオイを改善したい」「ワキガを治したい」という方は体毛が体臭やワキガにどう影響するのか、皮膚構造について正しく知ることが改善への第一歩となります。
体毛が生えている毛穴は皮膚の表皮と真皮層にかけてできており、毛を収める部分を「毛包」と言います。毛包の一番底となる部分には毛を生む元となる毛母細胞があり、ここから毛が生えていきます。毛穴がある真皮層には汗の出口である汗腺もあります。汗腺は体温を調節するための汗を出す「エクリン汗腺」と、緊張や精神的な状態によって汗が出てくる「アポクリン汗腺」の2種類に分けられます。運動をしたときや暑さを感じたときなどにエクリン汗腺から出る汗はニオイがなく透明であるのに対し、人前での発表やドキドキしたときにアポクリン汗腺から出る汗は白濁していてタンパク質や脂質などの成分が含まれています。
汗に含まれたわずかな成分や皮膚表面に付着している雑菌が混ざり合い、分解されるときに発生するのが鼻にツンと来る臭いです。汗腺に寄り添うように生えているムダ毛は菌が付着しやすい原因となり、毛をなくすことが菌の繁殖を防ぐことにつながります。体温調節のための汗を出すエクリン汗腺は全身に分布していますが、アポクリン汗腺はワキの下が一番多く、手のひらや足の裏というように部位が限られています。ワキや足が臭くなる原因も汗そのものではなく汗に付着している成分や菌によるものです。運動をせずに汗をかかない生活をしていたり、脂質や糖質が多い食生活をしたりしていると汗腺の働きも悪くなり、ろ過機能が正常に働かなくなります。体臭やワキ汗が気になる場合は適度に汗をかく習慣をつけ、毛穴周辺に菌が付着しないようにすることが必要です。
「腋臭症」という診断名がついているワキガは医療機関での治療が可能です。医師が診断し、日常生活に著しく支障をきたしている重度の場合は保険が適応される場合もあります。内服薬や外用薬(塗り薬)の処方や外科的手術など治療法もさまざまで、症状の段階や患者さまの悩み具合によって治療法を検討していきます。軽度~中度の場合、患者さまご本人があまり気にしていなければ市販の制汗剤を使用したり常に清潔を保ったりという範囲でセルフケアをしていただきますが、ワキガは「自分はワキガかもしれない」といった精神的な部分のお悩みが強く出る傾向にあります。気になる方は腋臭症を診断できる皮膚科や形成外科で一度診察を受けることもお勧めです。
外科的手術にはアポクリン汗腺を切除する皮弁法やワキ毛や汗腺がある皮膚を切除する皮膚切除法などがあります。メスを使わない治療としては汗腺の働きを抑えるボトックス注射があり、半年~1年ほど効果が見込めます。汗をかきやすい夏だけでも症状を抑えたいという方は春先の注射をしておくと良いでしょう。ワキガ防止の一環としてワキ脱毛があり、ワキの下の毛がなくなることで雑菌の繁殖や付着を防ぎ毛穴周辺を清潔に保ちます。「ワキ脱毛すると汗の量が増えた」と感じる方もいらっしゃいますが、それまでワキ毛に付着していた汗がそのまま流れ出るようになったので増えたと感じてしまうことがあります。汗の量は変わりませんので、見た目や清潔さを第一に考えると脱毛しておくことが望ましいと考えます。
ワキガや体臭は見た目ではわからなくても患者さまにとって心の負担となる症状です。ワキガは遺伝が影響していることもあり、ツンとした臭い以外にも「耳垢が湿っている」「シャツのワキに黄ばみがつく」といった方は注意が必要です。人混みを避けたり、電車の中で周りの視線が気になったりと心が休まるときがない生活をしているならば美容医療での治療を検討してみましょう。
ザ・クリニック名古屋では脱毛以外にも多汗症やワキガ治療を行っており、ワキガや体臭にお悩みの方をサポートいたします。軽度の方から重度の方まで患者さまの症状に合わせた治療を行うことができ、施術後のアフターケアの体制も整えております。当クリニックの医療脱毛は医療機関だけが使用できるレーザー機器を使用し、患者さまの毛質や肌質に合わせた照射が可能です。ワキのムダ毛をなくし、無臭の汗を出す生活習慣をつけることが体臭改善につながります。体臭やワキガにお悩みの方はぜひ一度ザ・クリニック名古屋にご相談ください。